2022/10/31
受付スタッフの仕事はどんな内容?
必要なスキルや平均給与、キャリアプランをご紹介
こんにちは。
採用センター 株式会社アロネットです。
本記事では、「受付スタッフの仕事内容が気になる」「未経験だけど受付の仕事を始めてみたい」という方へ向けて以下の内容をご紹介します。
- 受付スタッフの仕事内容
- 受付スタッフのキャリアプラン
主な就業先や気になる平均給与、必要なスキルについても詳しく説明しています。
受付スタッフを希望する方はぜひご一読ください。
受付の仕事とは
受付スタッフの仕事は、来客対応やスケジュール管理、デスクワークなど、多岐にわたります。
業界や企業、所属する部署によって業務範囲が異なる場合もあります。ここでは、受付スタッフの基本的な仕事内容をご紹介します。
来客対応
来社された方の名前や目的、アポイントの有無などを確認します。法人社員としての来社であれば企業名も確認します。
必要があれば入館証を渡し、担当者へ取り次ぎを行うのも受付の仕事です。また、送迎が必要な場合は送迎車の手配を行います。
電話・メール対応
顧客からの電話やメールの対応をすることもあります。受付で対応可能か、必要な部署へ取り次ぐかの判断も必要になります。ホテルや外資系企業では、電話・メール共に英語力が必要になる場合もあります。
スケジュール管理
企業の受付では、社員のスケジュール把握や会議室、ブースの予約状況を把握しておくことも業務の一つです。ジムやスポーツクラブ、携帯ショップなどの受付では、担当者の状況や定員を確認し、予約受付を行います。
備品管理
受付では、会議で使用する備品の貸し出し・返却の応対を行う場合もあります。パソコンでデータの入力をすることもあるので、ExcelやWordなどが使えると、スムーズに仕事を進められます。
受付の主な就業先
受付スタッフとしての主な就業先には、以下のようなものがあげられます。
・一般企業
・病院やクリニック
・携帯ショップ
・デパートなどの商業施設
・スポーツジム
求人サイトでは、「受付」ではなく、「フロントスタッフ」や「レセプショニスト」などの名称で募集がある場合もあります。
制服の貸し出しがあったり、私服での勤務であったり、服装の規定も様々なので、応募の際には併せて確認しておきましょう。
受付スタッフの平均給与は?
受付の平均時給は、管理・事務職の中ではやや高い傾向にあります。ここでは、受付スタッフの平均年収や就業先ごとの平均給与をご紹介します。
受付の平均年収・月収
受付の平均年収は約341万円となっています。
月給に換算すると28万円、初任給は約20万円が相場のようです。日本の平均年収・月収と比較するとやや低めとなっています。
また、アルバイトやパートの場合は平均時給が1,009円、派遣社員の場合は平均時給が1,251円となっています。
参考:求人ボックス 給料ナビ(https://求人ボックス.com/受付の年収・時給)
就業先ごとの平均給与
就業先により異なりますが、受付の給料は、300万円~400万円がボリュームゾーンのようです。
・携帯ショップの受付
携帯ショップの受付として働く場合、平均年収は約352万円となっています。
月給だと29万円、初任給は21万円程度が相場のようです。
・病院の受付
医療事務の受付として働く場合、平均年収は約321万円となっています。
月給で換算すると27万円、初任給は20万円程度が相場のようです。
ただ、病院やクリニックの医療事務は勤務先によって給与に幅があるので、事前にきちんと確認しておきましょう。
・スポーツジムの受付
フィットネスクラブの受付として働く場合、平均年収は約396万円となっています。
月給で換算すると33万円、初任給は21万円程度が相場のようです。
スポーツジムの受付も勤務先によって給与に幅があるので、働き始める前にしっかり確認しておきましょう。
・デパートの受付
デパートの受付として働く場合、平均年収は367万円となっています。
月給換算すると31万円、初任給は21万円程度が相場のようです。
参考:求人ボックス 給料ナビ(https://求人ボックス.com/人気職種の給料情報)
受付に求められるスキル一覧
多岐に渡った業務を行う受付の仕事ですが、就業時の必須資格は特になく、未経験者OKの求人も多いのが特徴です。
一般的に、下記のようなスキルがあれば未経験の方でも十分挑戦可能です。
基本的なビジネスマナーや接遇スキル
受付では電話対応や来客対応で、人当たりの良さが重視されます。会社の顔として、来客者に好印象を与えることは、その後の事業の成否にも影響を与えかねないほど重要な役割です。
礼儀正しい言葉遣いや、立ち居振る舞いに加え、状況に合わせた臨機応変な対応ができるような接遇応対スキルを、ぜひ身につけておきましょう。
PCスキル
来客情報やスケジュール管理などの業務では、パソコンを使うことがほとんどです。
そこまで高度なスキルを求められることはありませんが、Wordを使った文書作成やExcelを使ったデータ入力、集計などの基本的なスキルは必要になるでしょう。
外国語スキル、専門分野の知識
就業する業界や企業によっては、英語などの語学力を求められるケースがあります。海外からの来客もある企業では、受付としてスムーズに対応ができる外国語スキルがあると良いでしょう。
また、病院や携帯ショップなどの専門性の高い就業先では、最低限の専門知識があると良いでしょう。
柔軟性
受付の仕事では、突然の来客やスケジュール変更などのイレギュラーが発生することも少なくありません。
飛び込み営業など事前のアポイントなしで来客があった場合にも、臨機応変な対応が必要になります。
相手や状況に合わせ柔軟に対応ができる力は、受付スタッフとして非常に大切です。
受付としてのキャリアプラン3選
ビジネスマナーや臨機応変な対応能力などはキャリアアップの際にどんな仕事にも活かすことができます。
受付スタッフからキャリアアップを目指す方は、どのような職業が考えられるのかぜひ参考にしていただければと思います。
店舗責任者
受付としてある程度の経験を積んだら、受付のリーダーとなって後輩指導を行ったり、現場をまとめる責任者としてステップアップしたりすることも可能です。
携帯ショップの受付
来客の対応のみならず、お客様の要望に答えながら商品の提案を行う、携帯ショップなどの受付スタッフはキャリアアップの際の選択肢になるでしょう。
受付スタッフとして身につけたビジネスマナーや臨機応変に対応する力は、接客業でも活かすことができます。
ホテルのフロントや秘書
受付スタッフとしての経験を活かして、一流の接客スキルや対応能力が求められる環境にチャレンジする人も多いようです。
受付スタッフの仕事で身につけたビジネスマナーは、ホテルのフロントや秘書といった職業で活かすことができます。
マナー講師
受付スタッフの経験で身につけたビジネスマナーの知識を活かしてマナー講師になる人もいるようです。企業向けの新入社員研修や、就活支援、テーブルマナー講師など、幅広い活躍の場があります。
まとめ
受付スタッフは、主に来客応対や電話・メールの対応をはじめ、パソコンを使ったデスクワークなど多岐にわたった業務を行う職業です。
また、業界や企業によって求められる仕事内容はそれぞれ異なります。
それゆえ身につく知識やスキルも幅広く、特にビジネスマナーや臨機応変な対応能力、立ち振る舞いなどはキャリアアップを考える際に様々な仕事に活かすことができます。
未経験の方でも挑戦しやすい職業なので、ぜひこの記事を参考にチャレンジしていただけたらと思います。